黒炒り玄米2

黒いリ玄米は、玄米をただひたすら弱火で炒るだけです。
なるべくなら、セラミックの鍋か土鍋のようなもので炒ったほうがよいみたいです。
ただひたすらに、炒っていくと真っ黒になります。ただし、こがしてはだめ、花が咲いてもエネルギーが逃げてしまうのでいけません。
どのくらい炒るのかというと、何時間でもよくて、長いほどエネルギーが入るような気がします。
私はだいたい5,6時間は炒ります。
時間の無いときは1時間でも結構色よく炒らされますが、やっぱり最低でも2時間は炒ったほうがいいかも。
ずっとガスだいのそばにいる必要はなく、時間があるときまたひにかけるというのを何度か繰り返してもいいのです。
冬はストーブの上に鍋を乗っけておくと、家族中がかき回してくれます。
かなり病状がひどい方に差し上げるときは、心から祈りを込めて炒ります。
この玄米の黒いリで今まで沢山の方が癒されてきました。
なにも食べられない弱った病人でも、黒いりのお茶はのどを通るようです。
そして、体を元気づけてくれます。
祈りながら炒るといいましたが、最後には無心になります。
しょっちゅう誰かのために作っていますが、結局は私が楽しいから、私がしたいからかもしれないなあ。
母がガンになったときも、脳出血で鼻からの栄養しかとれなくなったときも、お医者様に頼み込んで毎日ポットに入れて小樽まで運んでいました。
最初は迷惑そうな顔をしていた看護婦さんも、だんだん優しくなっていったっけ。
今でも時々あの最悪な病院で人生の最期を迎えなくてすんだことを思うと、私がこの自然療法にであった事への感謝がわいてきます。
そして、最初の患者として私に実践の機会を与えてくれたのは、母であったと今更ながら気づいて、何か目に見えないもので導かれているのを感じます。