お産ごっこ

昨日の朝、事務所で留守番をしていたら家でテレビを見ていた夫から、「今、mさんがテレビにでているぞ」と内線が入り、早速見ました。
のりゆきのトークで北海道でなんとmさんがアップでお話ししているではありませんか。
残念ながらmさんのいいところは終わったようでした。
午後、見たよー。今度はちゃんと教えてねとメールをしたら、「恥ずかしいから教えなかった。派手な席は苦手、はずかしいー」と返事がきました。
今のこんな世の中で、mさんのような素晴らしい人の考えている事や、きちんとした基礎と経験を持った助産師としてのとらえかたを多くの人に知らしめる事は大切なことだと思います。
mさんとの付き合いはもう8年にもなります。
2人の娘が同時に妊娠したので、「私もよくわからないんだけれど、お産も自然なほうがいいよ」と3人で電話帳を調べてあちこち見学に歩き、最後のリストに載っていたアリジュっていったいなんだろうと恐る恐る電話をしたところ、「今ならいますからどうぞ」といわれて、家を探してお伺いしたのがお付き合いの始まりでした。
最初の自宅出産は本当に感動し、立ち会った6人は感動の涙を流しました。
その時高校生だった姪はその感動がきっかけで、今アメリカで勉強しています。
あれから4人の孫の自宅出産をお手伝いしていただきました。
そして、「あーちゃん、若いお母さんのお母さんになってあげて」と後押しされて若いお母さんたちのお手伝いをさせていただく事になりました。
思えばなんというご縁かと感慨深いものがあります。
私の窮地を救っていただいたこともあります。mさんをめぐっての不思議なめぐり合わせも数々あります。
我家の孫達もmさんが大好きで、お誕生日にも何度かきていただいています。
つい先日、奥の部屋を閉め切って子供達が遊んでいました。
なにやらお産ごっこらしく、妊婦に扮した1人がうん、うんうなり、mさんに扮した1人が「頭がみえていますよ、もうすぐですよ、頑張って下さい」あっ、生まれた!よくがんばりましたねえ・・・・・などとやっていました。私はおかしくておかしくて笑いをこらえるのが大変でした。
助産師さんでもない限り、赤ちゃんの生まれてくるのを何回もみる機会なんて無いのにうちの子供達は何度も経験しています。これってすごいなあと思います。
彼女たちの中では日常の生活の延長上にお産があって、生まれたばかりの赤ちゃんを、ごく普通に抱っこしたりお風呂に入れたりが当たり前になっています。
久しぶりにテレビの中のmさんに会って、この8年間のいろいろな出来事を思い出していました。