梅干し - atukomの日記

お天気がいいようなので今朝から梅の天日干しをはじめました。
ベトナムの大きな大きな笊にチソで真っ赤に染まった梅をひとつずつ並べていると、夫が不思議そうにみています。
考えてみると、夫は何十年も会社人間で仕事優先の人でしたから、妻がこつこつ梅を干しているなんて初めて知った事でした。

先日、ラッキーママから貰った赤松をここ２日間枝からはずす作業をして、やっと洗って干すことが出来ました。これがまた、えらい大変で時間がかかり、手はやにで真っ黒になるし、かなり大量に干したのに、まだ３分の１しか出来なくてちょっとあせっています。
ウッドデッキに座ってこつこつ枝からとる作業をしていると、決まって誰かがやってきて、何してるの？と訊きます。お茶にするんだよというと皆「へーえ」というけど誰も手伝うとは言いません。うーん・・・。いいよ、いいよお茶にしてみんなにあげるからね・・・・。みんな長生きしてね。
昨日のお昼はウッドデッキで長男が作ったトマトとバジルのパスタ、芋や野菜にハーブと塩をかけてオーブンで焼いた野菜焼きを食べました。会社の事務員さんも一緒に食後は黄色のキーウイとストロベリー味の紅茶でした。
ここでランチの商売したら儲かるかもねといいながら、幸せなランチタイムでした。
トマトがやっと赤くなりだしたので、毎日獲れたてトマトを食べられます。しかし、いかんせん、我家は大家族なので時として、使おうと思ったら、あれ、ないということもしばしばです。
アメリカのボストンの友達の家の周りは自然がいっぱいで素晴らしい所でした。前庭の芝生は家が5,６軒立つほどの広さでした。
あんなに広い芝生、いいことはいいけど、なんか物足りない感じがして、「ねえmaちゃん、こんなに土地があるのに畑作らないの？」と訊いたら「だって、スーパーに行ったら新鮮な野菜いっぱい売っているわよ」うーん、それはそうなんだけど・・・。となんだかアメリカ人ていうのはそういうものか・・・とそれなりに納得して帰ってきました。
先日、テレビを見ていて、イギリス人が前庭に畑を作ったらみんなが珍しがっていると言う映像が流れていました。イギリスからはじまった前庭の芝生がアメリカに渡ってアメリカ人のステータスになり、今やアメリカ人の家の前はほとんどが芝生になっている、しかし、イギリスと違って雨が少ないので、スプリンクラーで水まきをし、化学肥料を大量にまくので空気は汚染される、とテレビのなかのイギリス人が言っていました。
前庭に畑を作るという一石2鳥を今後イギリスからアメリカにまではやらせたいとの事でした。
そうか、このことに関する限り日本人のほうが先端をいっているってわけか？
毎日、畑からなんだかんだとっては食していることを無上の幸せと感じている私の素朴な疑問がちょっと解けました。