芋虫

今朝の事、庭のハーブの先にへばりついている芋虫について、6歳の孫から色々教えてもらいました。頭をそっとなでると怒って角を出すなんて知りませんでした。
オレンジ色の小さな角でした。
親戚に不幸があって、この1週間はめったに体験できないような日々でした。
人を拒み続けてたった一人で悲惨な状況のなかで死んでいった彼女、あんなに人を拒んでいたのに、親戚を嫌っていたのに結局は後始末を、嫌っていた親戚の我々がやるしかなく、これは無理だ、業者をたのもうと言う事になったにもかかわらず、5時間かけて不可能を可能にした我々でした。
現場を見たものでなくてはわからないあの状況、案の定、きれいに片付いてからやってきた何もしない人たちは、色々なことを言っておりました。
介護でも経験しましたが、やらない人ほど、いろいろな事をいうものです。
あの暑さの中必死で働いた疲れが1週間たってでてきて、昨日の朝、ご飯をたべたあと、2時間も寝てしまいました。
今年になって1人で死んでいった親戚が2人もいて、しかも後始末をする事になって、これは一体なんの学びなのかと考えています。
今回、あまりの出来事に、涙も出ず悲しみもわかずにいましたが、流石に最後のお別れの時には彼女を思って涙が出ました。
誰にもどうしようもなく、彼女がそれを望んだのだから仕方が無いとおもうしかないと割り切ったつもりが、やはり昔の色々な出来事を思い出して涙が溢れました。
あの世にいって反省するのは彼女自身ですが、最後に後始末、しかも普通ではない後始末を我々がさせられたと言う事にはどんな神様の意志があるのでしょう。
これから、沢山の難題をひとつひとつこなしていかねばならず、関わらざるを得ない兄たちや夫はしばらく大変かもしれません。
カーテンを開けるのも、窓をあけるのも、人が集まるのも嫌っていた彼女の家に今、窓もカーテンも開け放たれ、沢山の親戚が出入りし、子供の騒ぐ声が広がりこんな状況を生きている彼女がみたら・・・でももう彼女のすべてを拒否する肉体はありません。どうか、安らかに生きていたときの苦しみを解き放ちますようにと祈る毎日です。