カヌー

atukom2006-07-10

息子、3歳の孫、Reという不思議なメンバーで千歳川カヌー下りへ行って来ました。
10年前くらいに息子に誘われ、夫と美々川を下った以来のカヌー。
息子はいつも父さんも行かないかい?と誘ってくれていたのですが、夫は俺もカヌー買うかなと言う割には決して息子の誘いには乗らなかったので、夫が留守の昨日は私にとって絶好のチャンスでした。
なんとなく若者のイメージがあったカヌーですが、行ってみると結構なお年のかたがたがいてちょっとびっくり。
でも考えて見ると野田ともすけ氏も椎名誠氏も結構なお年でバリバリのカヌーイスト。
私めがカヌーに乗ってもおかしくわないんだわ。
白髪老人にいいですね、娘さんとカヌーですか?オオー、私、3歳児の母さんに間違われてるーーー。親子3代でカヌーにのれるなんてなんて素敵でしょう。
いやいや、いいんでないかい。天気は霧雨の曇り空だったけれど、手付かずの自然が残っている数少ない川の千歳川はひっそりとして、優しくて澄み切っていて、親子3代を乗せたカヌーは静かに流れて行きました。
3歳とはいえ、孫は息子のカヌーの組み立てを的確に手伝っていて、私はそのことに感動しました。
途中で、息子の仲間のカヌーに移った孫は子供用のオールを見事に操っていました。橋の上から知らない人が孫に手を振って、孫も手を振ってなかなかいい感じでした。
川の途中、小さなばいがもの花が水の上に顔を出して咲いていました。
息子が後輩にカメラを渡して、危険そうだったら笛を吹いてねとか言ったので、私は何度も映像で見て知っているので、ああ、あそこだな、私をおどかすんだなとピントきました。
そこは結構な波が立った急な斜面、身構える私の頭の上から予想もしなかった大量の川の水がドボーン。
私はずぶぬれ状態、パンツの中から靴の中から水浸し。おまけにカヌーの中も水浸しなので、スポンジで水を吸い取る作業もしなければならないので大変。
いやー、こんなにぬれるなんて・・・と言ったら息子曰く、「母さん、今まで野田ともすけや椎名誠の本を沢山読んでカヌーは水浸しになるって知ってるはずなのに何言ってんのさ」はいはい、誠におおせのとうりでございます。
ずぶぬれ状態の私は、正直早くおかに上がりたい、このパンツのおしっこたれ状態から早く開放されたいと思ったものの、もう連れてこないといわれたら困るから決して口には出さない。
知ってかしらずか、息子はいとこのTと、なんか泳ぎ足りないよね、とかいいながら又ドボーンと川へ。Rがなんでこんなに寒いのに泳ぐ?というので遊んでいるんだよ。るっくらいくあちゃいるど、と説明。
ほんとに子供と同じだ。
30過ぎたおじさんの部類に入った息子が子供のように幸せそうに川遊びをしている姿をひさしぶりにみて、なんだかいいなあと思ってしまう私も変なのだろうか。
息子にカヌーの楽しさを与えるきっかけはこの私。
野田ともすけに憧れて、息子に彼のようなひとになってもらいたいと思っていたのだから当然の成り行きかも。
川を下り終わったあと、孫はちゃちゃと一人で着替えを済ませ、「あーちゃん、楽しかったね」と言いました。
なんだかこの子はすごいなあと思った一日でした。