放浪記

おじの一周忌の前日、突然この放浪記を親戚に読んでもらおうとおもいたち、手書きで徹夜で仕上げみんなに読んでもらいました。
多分、おじさんもあの世で喜んでくれたと思い嬉しく、親戚のみんなもとても喜んでくれたので、それはそれでそのままになっていました。
こころのどこかで、いつかちゃんと形にしたいとは思っていましたが、忙しさでいつしか忘れていました。
それが、先日整理をしていたら出てきたので、改めて読んでみたら面白くて面白くて、今また私の目に触れるということは、やはりやるべきときかなあと思い、そのうちになんとかしようとまたしまおうとしたら、夫が「おまえがパソコンで打てば?」と言いました。
「うーん、でも今味噌作りで忙しいし、自分の原稿もあるしねえ」といったら、その夜夫は私の手書きの原稿見ながらパソコンうちをしておりました。夫が仕上げてくれたら、手直ししてきちんとした形にして、いろんな人にニシン場の跡取り息子の波乱に飛んだ放浪記を読んでもらいたいなあと思っています。
息子が外国に放浪の旅に出たのも、このおじさんの血かなあとおもいます。

昨日の朝のこと、アリジュに味噌作りにいくちょっと前のこと、夫が「ミンチ、兄貴の所にあるぞ、多分。俺見た気がする。電話して聞いてみれ」といいだしました。兄は個人資料館を趣味でしています。
あるはずないと思いながら、電話をすると、前にあったけど誰もいらないというので棄てた、といいました。あら、残念。「そんなもの何に使うのよ」「味噌つくるときの大豆をつぶすの」
「そんなら、豆つぶすのあるぞ。ただし、きったねえぞ。大昔のだからな」
そんな電話をしていたら、いつのまにか夫は兄の元に行きそのとんでもなく古いミンチ機を私の目の前にどーんと置きました。
さあ、それから流しに持っていって磨いた磨いたといってもちっとやそっとでは、きれいになりません。
夫はMKさんちにこれ持ってけ、といいましたが、まだ錆だらけで帰ってきたらもう一度磨くから、今日はやめとくとそのままにしてアリジュに向かいました。
それにしても、欲しいなあと思っていた物がこんなことで手に入るって、不思議な日でした。
なんだかんだ言いながら、気にかけてくれた夫に感謝です。
我が家で味噌作りをするのも、みんなに喜んでもらえて嬉しく楽しいけれど、結構な人数の人が出入りするので、自分で思っていた以上に疲れることがわかり、あまり手を出さず、本人たちにやってもらおうと方針を変えたので、これから味噌づくりをする皆さん、がんばってね。
お昼ごはんも、弁当を持参してもらっています。といっても、つい、なんか作ってしまって
・・・。
おとついは、おいしいみその呉汁を作っておいしくてみんなおかわりしました。
アトピーっこがきたので、先輩かあさんにつないでお友達になってもらいました。
なんたって、経験に勝るものはないからね。
先輩母さんは、これからも勉強してお手伝いしたいと頼もしいことを言ってくれているので
私もとても嬉しいでーす。
今、笑顔が輝いている先輩母さんみたいに、一日も早くあのグチュグチュアトピーから開放されて、親子とも心から笑える日がきますように。

昨日、6歳の孫がおたふくになりました。
今日、卒園式なのに。ああー、かわいそう。でもしかたない。
孫は昨日、おお泣きしました。うん、わかるわかる、悲しいよね、だってこの日のために、いろいろ準備やおけいこしてきたのにね。
あーちゃんもかわいそうで泣けてきましたが、ま、人生こんなこともあるってことだよなんて慰めて抱きしめてやりました。
というわけで、我が家はおたふくが続くかも。ってことは、子供におたふくを移したくない人は味噌作り無理かなあ。
でも、友人が、うちでもいいよと言ってくれているので、大丈夫、なんとかできます。