トルクメニスタン

中央アジアの国トルクメニスタンからやってきたアヤ29歳。タジキスタン人の受け入れをしたはずなのに、何かアクシデントで急遽トルクメニスタン人になったらしい。
紫のビロードのロングドレス、胸元には精巧な刺繍がほどこしてある民族衣装を着て彼女は我が家にやって来た。頭には帽子のようにスカーフをつけ、彫りの深いかなりの美人。
年のころ40歳くらいにみえたが年齢をきいてちょっとびっくり。
英語が話せるので話もしやすい。
トルクメニスタンっていったいどこにあるのだろう。早速世界地図で教えてもらう。
なんとイランのすぐ上、カスピ海に面した小さな国。
そんな遠い国からよくぞこの我が家に来てくれたという思いでいっぱいになった。
たった3日間だけど、楽しんで日本のごく普通の家庭を味わってもらおうと思った。
土曜日は孫の保育園に行ってリズム体操や歌などきいて、8歳の息子のいる彼女にはとても興味深い体験だったようだ。デジカメがほしいと電気屋にいったけれど、欲しい物と値段が折り合わずあきらめたようだ。なんと、日本の10分の一の貨幣価値らしいので仕方がないか・・・。
夜は保育園のお母さんたちの集まりに居酒屋に行って、かなり楽しかったようだ。
10人以上いたお母さんの中で、英語を話せるのはYだけだったとか。へえー、こんなにみんな必死に受験勉強などしてきている若い世代の人たちなのにとちょっとびっくり。
中には、「ナマステ」といった酔っ払い母さんもいたとか。ま、インドに近いことは近いけど・・・。
彼女にとっても、日本の同世代のお母さんたちと一緒にすごした夜は、思い出になったことでしょう。