今日はいい天気

冬の青空もいいですね。唐突に数年前、ウツになった姪を連れて千歳川に行ったときの事をおもいだしました。
長男が、よし、千歳川に雪遊びしにいこうと連れて行ってくれたのです。
あの日も真っ青な空で、千歳川の川べりでだいの大人が4人、子供のように雪遊びをしました。
ちょっと高い所から真っ白な雪の中にダイビングして顔中雪だらけにして、雪と戯れたとき心が開放されて素の自分になれるあの感覚を思い出しました。
子供のころ、母の編んでくれた毛糸の手袋を2枚も重ねて、それでも手の感覚がなくなるくらいの冷たさなのに、全身雪まみれになって遊んだあの至福の感覚と重なって、なんとも得もいわれぬ幸せな気持ちになりました。
そういえば私、またあんな事をしてみたいとずっと思っていたと今気がつきました。
あの時、独身だった長男は今や3人の子の親になって、母親のそんな幼すぎる思いに多分付き合っている暇はないでしょう。
透き通るような冬の青空を見上げて、思い出の中の自分に出会っています。

さっき、娘の所に遊びにきたmさんは以前私たちの料理教室にきてくれていたひとです。
彼女が「あつこさん、お味噌作り教えて下さい」といいました。それ来た、という感じで嬉しくなちゃった。
早速、私の友人の味噌作り名人に相談して実現させます。
mさんは今、別のところでお料理や手当て法など勉強しているそうです。とても、勉強になるし、楽しいんだけれど若いお母さんがいないのがちょっと寂しいらしい。
私たちがきっかけとなって、あちこちで縁がひろがっているのを聞くたびに、とても嬉しくなるのだけれど、mさんは、まだまだ沢山のお母さんたちが、あつこさんのような人を求めているんだよと言ってくれたのが、今、私をじわじわとその気にさせてくれています。
母の看護と看取りの1年が過ぎ、この壮絶な経験はきっといつか人様のお役に立つと改めて思い、母がきっと私にこれから歩いていく道を見守ってくれると、どこかでずしんと感じます。