ようこそあったかい道明日開催

6回目のあったかい道が明日いよいよ開催されます。
思えば2年前、あの未曾有の震災にすぐさま行動を興した息子、沢山の物資をすぐさま現地に運び、あの時、ビックリするような早さで物資が集まり、みんなが何とかしたいという思いの結果だった。
車両が入るのは無理という状況の中、無事に物資は東北の方に届いた。
その後、北海道に続々と避難してくる方々の存在を知った息子は、物資を届ける支援から、北海道に避難してきた方々の支援に切り替えた。
丁度、選挙戦の真っ最中で、息子の協力支援のお願いに議員の方々は、ほとんど耳を貸さず、若造は相手にもしてもらえなかった。
そんな中で、困り果てている福島からのsさん一家とご縁がつき、次々と何も持たずに避難してくる方のお力になりたい一心で「ようこそあったかい道」の支援組織が固まっていった。
一回目から「母さん、何かおいしいもの、温かいもの作って」と頼まれて、普通の母さんが仲間と共に200人分の鮭鍋を作った。気持ちのこもったあったかい汁に、冷たいものばかり食べていた東北の方々は、涙を流して喜んでくれた。
その時の、手作りのおもてなしの心を、今回も、辛い思いを抱えている皆さんにとの思いで、今日私の呼びかけに集まってくれた仲間達。
芋30キロ無償で寄付してくれた仲間、わざわざ、どの割合で作ったら、おいしいかを前もって試して小麦粉とでんぷんを半々にするのがベストだった、と教えてくれたfちゃん。
強烈に忙しいのに、わざわざ芋や材料を届けてくれた。
芋の皮むきは案外早くできた。しかし、我が家の3このガス台でこの30キロを茹でるのは、結構大変だった。でも、気を利かせて、圧力鍋2個持って来てくれたラッキーママのお陰で、思ったより早く茹であがった。
そのあとの、つぶす、という作業、粉と混ぜるという作業が、なかなか大変だった。
子供達がやりたがったので、最初はやってもらったけど、楽しんでやっているのでは、時間が足りないので、熟女おばさんに交代。さすが、主婦歴40年以上のキャリアの方々、素晴らしい連携で4時には完了。
芋もちが一体何個できたのか、計算不能
ずっとこねる作業をしていた仲間が、明日腰痛になりはしないかと、ちと心配。
助産師mさんは、芋の皮を剥いて帰ったけど、忙しい仕事の合間にきてくれて、しかもお手製の漬けものを樽ごと持って来てくれた。
いやあ、この漬けものの美味しいこと。なんか、皆さんの喜ぶ顔が思い浮かぶよう。
作業をしながら「きっと美味しいって食べてくれるね。嬉しいね」などと、言っている仲間達。ほんと、あんた達っていい奴!だわ。
あした、また吹雪になりそうだけど、吹雪を蹴散らすいい会になればいいなあ。
沢山の方々が来場して下さることで、思いを共有したり、また、多くの避難者のかたとお友達にもなれます。一般の方は、午後1時からですので、どうぞ、いらして下さいませ。
そして、11日には、同じコンベンションセンターで13時よりフォーラム開催です。伊達市のイチゴ農家の丸子さんや、福島自主避難者協議会の村上さんの講演、そのあとディスカッション、黙とうなどがあります。
11日も、沢山の方の御来場おまちしております。
網走からわざわざ孫2人がこの吹雪の中やってきました。
中学生には、良い学びになるからと、父親が誘ったので昨日遅くにバスでやってきました。
ところが、5年生が「何故、私はだめなの?」とむくれ、今日早朝バスに乗ったものの、吹雪でバスは引き返し、それで諦めず、今度はjrに乗ってきました。
しかし、一人で地下鉄に乗って来る筈の彼女がなかなかやってこない、すったもんだのすえ、連れ合いと孫2人が駅へ。
何と、汽車に一人で乗るのが初めてのこの子は、チケットを汽車に置いたまま降り、改札を通ることができず、右往左往していたらしく、そうとは知らない迎え組は、待合室を捜しまわり、みつからず連れ合いが、もしかしたら、改札くぐってないのか?と中を見ると、困った顔してたっていたとか。
駅員さんに訳を話して、やっと御対面。いやはや、大騒動でした。
誰にでもきいて、地下鉄乗りなさい、と電話で言ったものの、田舎から出てきて、初めての汽車で、ちょっと無理でした。
「いやー、怒るわけにもいかんし、あいつ、泣くのを堪えて待ってたんだぞ。しかし、ものがわからんって・・・な」
というわけで、明日は縫いぐるみに入って子供を楽しませるボランティアをし、もう一組の孫達は車いすのお年寄りの介護のボランティアです。網走の孫達は、月曜日学校を休んで、父親のしてきたことを、学ぶらしい。
普段、かまってやれない子供達に、父親の後ろ姿から学んで欲しいという親心らしい。
ま、それもいいか。
それにしても、この吹雪は一体なんやねん。
一夜にして、我が家のベランダが半分雪に埋まってしまった。
高い落葉の木の上にブランコをつり下げ、子供が木登りをしてそのブランコにぶら下がるというそのブランコが、なんと積雪の為、容易にその上に座れるようになった。
今朝、4年生が一人で、そのブランコに乗って、空に向かって大声で歌を歌っていた。それも、吹雪の中。
その姿が、なんだかとっても幸せそうで、この子にとって、今が至福の時なんだなあと思って見ていたら、知らずに涙が流れていた。
純真無垢の姿に感動してしまったのかも。
今夜、その子と父親は、お外でシュラフに包って寝るんだと。
よりによって、この吹雪の日に。
信じられん!