虫がつく

台湾で虫がついた・・・と思っていた。が、段々ひどくなる一方なのでハタときがついた。
毛虫だーと。
義父が数十年前毛虫の毒にやられたのを思い出した。あれと同じだ!
皮膚科の先生は何かにカブレタと言った。近所の町医者は「毛虫だと思うのですが」と言ったら医学書をひもとき始めた。
ああ、医者にも分からないのだと、私は自分でこれは毛虫の毒にやられたものであると診断を下した。
何も医者に2件も行かなくてもと思ったけど、それほどに辛かった。
はしたの痒みではない。痒くて痒くて顔じゅう引っ搔き回したくなるのをぐっと我慢。
そう、顔に毒がまわったのです。ただでも美人が更に拍車がかかり、いやあ、さすがの私も落ち込んだ。
昨日医者から貰った薬を塗ったくったら、なんとかなり軽減した。流石現代医学の威力!
今日はかなりよくなった、とはいえまだまだひどい事になっている。一応ピークは過ぎたのであとは薬と体に回った毒を排出しなければ。
今回毛虫と分かるまで日数がたちすぎていたので、蓬や毒だみ、雪の下などの薬草や琵琶エキスなどは殆んど効き目がなかった。
64年生きてきて初めての体験だった。
毛虫に触った訳ではないのに、こんなに酷くなるなんてかなりの毒素なのだろう。素手で草むしりなどしたからだとか、知らずにエステなどしたからだとか反省しながら、悪い虫がついたとはこのことだと納得。皆さんも悪いムシには御注意ね。

さて、台湾公演の旅もあっという間に過去の出来事になりもう1週間も過ぎた。
この1週間毒虫との闘いで、台湾の事を書く意欲もなかった。
おいおい面白台湾体験も小出しにしようと思っているけど。
明日は帰りの飛行機の中で知り合った台湾人4人が蓬ほうに来てくれることになっている。
何というご縁かしらと、明日が楽しみ!