声が出ない

風邪と疲れで声が出ない。
静かでいいという人もいるが、喉が痛くて体はかなり悲鳴を上げている。
でも、今日1日、ゆったり過ごしたので明日には元気な私に戻る予定!
「ようこそあったかい道」2回めが大成功で終了した。
前回お会いした熊さんは、「オー、おめえか」と口は悪いけど気持ちのあったかいおじさま。
地震の前の日行った床屋の方と会場で再会して、お互いに手を取り合って無事を喜んでいました。
桜並木で有名な所からいらしたその床屋さんは、携帯の写メールを私に見せて、この桜並木がどんなに素晴らしいか、この道を小学生がいつも通るのを、店からいつも見ていたのよと懐かしそうに話してくれました。
お庭が300坪もあって一人で管理して、たくさんの木や花を植えて楽しんでいらしたsさん、息子さんが撮って送ってくれた丹精込めた庭に咲くボケやモモの花の写真をわざわざ私に見せたいと持参してくれました。
一人で見るのはもったいなくて、会場にいた色んな人達に見てもらいました。
皆さんそれを見て喜びの中に、故郷を思う気持ちや帰りたいけど帰れない切なさを隠しているようにみえました。
調理場を手伝ってくれた去年福島から転勤で札幌にやってきた方は、その写真を見て泣きだしてしまいました。
81歳のsさん、あんな立派な丹精込めた庭を手入れできず、遠い身寄りもない北海道にやってきてどんなにか悔しく切ない思いをしているか、考えただけでも涙が出ます。
「皆さんにお見せしましたよ」というと「ありがとね」と言いました。
「福島にも春はちゃんときましたよ。必ず春はくるのよ」と私もみなさんと一緒に泣きました。
小さなセカンドバッグ一つ持って逃げたお父さん、「これだけだよ」と私にそのバッグを見せてくれました。10日も下着も替えられなかったというお母さんは、7か所も避難所を転々として、やっと札幌に落ち着いたそうです。しかし、着いた札幌のアパートには、何もなく途方にくれたそうです。
皆さんとお話して、息子が立ち上がった訳がよーくわかりました。
知ってしまった者のつとめだったのでしょう。
売名行為だから協力するななどと言っている心ない方もいると聞きましたが、そんなことは気にせず、困っている人のためにこれからも力になってあげて欲しいと母は応援します。
色々な親不孝も重ねた息子ではあるけど、それもまた、今の息子の生き方にちゃんと反映しています。何があっても育てばいいのよと私の心の師は言いましたが、本当に、今まであったことすべてが、今に結びついているように思います。

訂正、土屋ではなく土田英順さんでした。
芋、7キロではなく70キロでした。
厚沢部の農家さん、あなたの芋は本当にみなさんに喜んでいただけましたよ。
おいしいと言っていただけただけで、飲食班の我々はうれしいーーーーです。
皆さん、本当にありがとうございました!