ただいまー

行って来ましたアメリカへ。
面白い旅でした。
私がこのままの私でアメリカに溶け込めました。
私にとっては普通のことなのに、同行した夫と弟夫婦はそういう私に驚いていたのが面白かった。
ニューヨーク、なんでもありの文明の進化したすごい街ではあるけれど、臭くて不潔で下品な街とも感じました。
一通りおのぼりさんが行くところは見て回ったけれど、ま、3日や4日では見切れてはいないけれど今の所私にとっては魅力のある街ではなかった。
ただ、本物のジャズには酔いしれた。夫は誰もが驚くほどすぐアメリカになじんで、4回もアメリカを経験している弟より物怖じせず、積極的にアメリカに溶け込んでいくのでちょっとびっくり。
アムトラックという鉄道列車に乗ってボストンまで5時間、デッキで合唱していたオランダ人のグループと仲良しになって、その歌は何?とかどこから来たの?とかプロなのとか聞きながら一緒に歌ってすばらしい唄をただで聴けちゃったありがとうと一時退屈な汽車の旅を楽しみました。
先に降りた彼女たちが私に又ねとか楽しかったわとか挨拶したので、夫はさすがにいつの間にそんな知り合ったのかと目を丸くしてた。
そういう場面は結構あって、ハーバードへの地下鉄の中でも若い男の子に話しかけられたので、北海道から来たといってもわかんないというので、さっぱろビール知ってる?ときいたら、それなら知ってるというのでその有名な札幌からきたんだよとかそんな会話をしただけなのに、みんながびっくりしてるからこっちのほうがびっくり。
ボストンの駅に降り立って、人ごみの向こうにmaちゃんの姿を見つけた私は思わず重い荷物を引きずりながら駆け出していました。
このときの我々を見ていた3人は感動の場面だったといいました。
会った瞬間、6歳のときに知り合った二人に戻っていました。
我々のために大きな車をレンタルしてくれていて、早速ボストンの街をみながら、1時間郊外にあるノースボロへ。
途中の風景は映画と同じで、素敵な家がいっぱい。
maちゃんとchの家は典型的なアメリカンハウスで広い芝生、可愛い家、周りは15メートル以上の高い木にかこまれ我々4人は歓声をあげました。
早速、テラスに出てボストンビールでかんぱーい!前菜にアンテイチョークにサワークリームとマヨネーズで味付けしたのにチップをつけて食べるなんとかというのがおいしくてもうそれだけで良いと思ったのに、これからが本番というので私もメーちゃんのお手伝い。アメリカ人の家でお料理できるなんて、わくわくでした。冷蔵庫も流しの中も自由にあけてなんでも出してとメーちゃんが言うので、好奇心いっぱいの私は冷蔵庫の中もあちこち開けて見せてもらいました。
どでかいロブスターがその日のメインでそのでかさに我々4人は感嘆の声をあげました。
いやあ、おいしかったのなんの。
この食事の時、アメリカ男性の優しさとすばらしさに一同うっとり。
3日間、chと一緒にいて、彼の人格的な素晴らしさには4人とも感動しました。長旅とニューヨークで歩き回った疲れとでこの日は早めに就寝。
朝5時、鳥たちの鳴き声で目が覚める。
外の木を見ると様々な鳥たちが見える。なんと2階の窓のはるか上に立つ木にリスが見えた。トイレからも台所からも家中どこからでも木が見える。
この日は姪のマサチュウセッツ州立大学の卒業式なので10時の式に間に合うように8時少し過ぎに出発。私は青の光沢のある着物を15分で着てmaちゃんとchに絶賛された。良かった、着物にして。しかし、例年寒いはずの卒業式なのに、この日は30度の暑さになるという。
単の着物にして正解だった。
2200人の卒業生に家族が25000人も来るという。
一体どんな卒業式なのか見当もつかない。
アメリカの大学の卒業式は家族や親戚、親しい友人などがこぞって参加するのだという。